■手術当日
意外と度胸のあるワタシ。それほど緊張もせず、当日の朝を迎える。
いつもより少なめに朝食を食べ、11時までのんびりとすごし、出発。
時間どおりに病院に到着。すぐに処置室に呼ばれる。
ナースの指示で、手術着に着替え、血圧測定。いつもよりも高い。
緊張しているのかも・・・?
★1段階:浣腸・・・
2分我慢して、と言われ、ちゃんと我慢した。
まぁまぁしんどかった。おなか、かなり痛いし。
しかも朝出してきたので、ほとんど出ないし。
★2段階:麻酔・・・
手術室(?のようなトコロ)に移動。台に仰向けに寝る。
指に脈拍計。腕に点滴、意外と痛い(苦笑)。
ここのナースは注射があまり上手ではないなぁと思う。
その後、恥ずかしながら、下をめくられて、手術の準備開始。
お尻の肉とかを固定されていたような気がする。
で、毛を剃られる・・・。
(そんなところに本当に毛が生えていたのか・・・・とショックを受ける)
準備が出てきたところでドクターが呼ばれる。(本日初・・)
名前の確認をされて
「じゃぁ麻酔をしますね。腰のあたりに注射をします。ちょっとちくっとしますねー」
ワタシ(ふ〜ん、ちくっとかぁ、じゃ、たいしたことないね〜)とタカをくくっていたら・・・
ちくっ (あ、予想どおり〜)
ぐぅーーー (ん?ちょっと、奥までいってない?)
どくっ 「イタっ!!!」 と思わず声を上げてしまう。
体もよじれたのか、ナースに押さえられる。
足の方にドクっと押されしびれる感じがあり、たまらず「足がしびれるのですが」と
ドクターに訴える。
「麻酔が入っている証拠です。もうちょっと我慢しててねぇ〜」と言われたトコロで
針が抜かれる。
はぁ、やれやれ・・・・
今でもそれなりに鮮明に覚えており、なかなか衝撃的だった。
しばらく手術は嫌だ、と決意する(苦笑)。
・・・ところで、これ、何麻酔って言うんですかね??
★3段階:麻酔が効くのを待つ。
しばらく放置され、麻酔が効くのを待つ。5分くらいしてナースがやってきて、
針のようなものでお尻周りをつつく。「痛いですか〜」という感じで。
まだまだぜんぜん痛かった。
で、さらに5分後。・・・・まだ痛みを感じる。
どうやら、麻酔の効きがよろしくないらしい。またあの注射か!?と不安になる。
またまた5分後。・・・正直痛いような痛くないような感じだったが、ナースに
「触られてる感覚は残るからしょうがないのよ。痛かったら言ってね。」
と言われ、手術開始が決まる。
そして、ドクター登場〜。
「ま、気楽にしててよ。」と背中をポンとたたかれる。
場数を踏んでそうな雰囲気にちょっと安心する。
ところで、手術開始までの間に気づいたのだけれど、
手術室の向かいにベットが2つあるらしく、患者さんが2人寝ていることに気づく。
どうやら9時くらいに手術をし、麻酔からの回復をまっている方達の様子。
2時間ぐらい休んで、排尿がなんとかできるようになると終わりらしい。
ふむふむ。患者さん、多いのね。
★4段階:手術
で、手術開始〜。
麻酔は効いているようで、痛みはまったくなく、ちゃきちゃきと進んでいる様子。
途中、2つ痔を取ったところで先生が見せにきてくれる。
1つは炎症を起こしているようで、腫れて黒ずんでいた。ひえ〜・・・・。
その後、もう2つ取った様子。
「2時間、麻酔が覚めるまで休んでくださいね。」と言われ、手術終了。
そのままストレッチャーで向かいのベットに運ばれ、寝返りを打ってベットに移動。
「何かあったら呼んでくださいね。寝ちゃうほうが楽よ〜」とナースに言われる。
★5段階:麻酔回復を待つ
はぁ〜、やれやれ・・・という感じで、だんだん手術の緊張が解けてくると、
麻酔による強烈な気分の悪さが襲って来た。
のども渇いてきて、「あぁ、きぼぢ悪いよぉ・・・ゴホゴホ」と咳き込むと、
ナースが見に来てくれた。水はダメとのこと。・・・忍耐で我慢か。
寝ようにも気持ちが悪く、もともと寝付きの悪い私には、とてもそれどころではない。
(※その後、ネットで調べたトコロによると、安静剤をくれるトコロもあるらしい。
事前にもっとちゃんと調べて、ドクターにお願いするんだった・・・)
そうするうちに手術室(?)は、内視鏡検査室(笑)に変わったようで、
健康診断の方が検査を受けている様子。
ところが!!その内視鏡の機械の音がすさまじい!!
うるさいし、気持ち悪いし、体の自由はきかないし、眠れないしで、超苦痛(苦笑)。
看護婦さんが点滴を変えに来た時に時間を聞くと、まだ30分とのこと。
・・・気が遠くなるワタシ。(わがまま患者?)
内視鏡が終わると、次の痔の手術が開始される模様。
男性の方で、麻酔の注射も淡々と受けていた。
終了後は隣のベットに運ばれてきた。この方は・・・寝たのかなぁ・・・?
この手術終了と同時に、クリニックはお昼休みに入ったらしく、食事中のナース、
受付の方の声が聞こえる。
こっちもお腹減ったよぉ〜、退屈だよぉ〜(切実)、雑誌くらいくれよぉ〜、と
わがまま三昧なことを心の中で叫ぶ。
そうこうしているうちに、1時間半くらい??が過ぎた頃・・・・
急に麻酔が楽になり、体も動き、寝返りも打てる。
思い切って体を起こしてみると、足元にはワタシの荷物が〜♪
どうせ昼休みだし、と思ってカバンをさぐり、ケータイを取り出して遊ぶ。
ようやく退屈から開放され、気分的に楽になる。
すると、お昼休みが終了した模様。バタバタと午後の部の診療が始まる。
そうこうしているうちに、ナースがワタシのベットへ。
お小水を出してみましょうか、とのこと。
点滴をひきづり、隣のトイレへのっそりと入る。
確かに感覚はあまりなかったが、おなかをおしつつ、それなりに出てくれてホッ。
ベットに戻り、このあとのコトを聞く。
「ドクターの術後診察→点滴を抜く→着替えて待合室へ→再度ドクターの診察」
とのこと。
ということでおとなしくベットで待つ。
その頃、どうやら次の患者さん(女性)が手術室へ。
(本当に、手術を受ける方が多い・・・)
血管が細いらしく、点滴の針を刺すのもうまくいかなかったようで、
しかも痛みに弱いのか・・・「痛い、痛い・・・」と苦痛のつぶやきを・・・
手術も怖いと言うので、ナースが慰めていた・・・。
で、今度は麻酔をする様子。自分も声を出してしまったけれど、
この人もしっかり「痛い〜〜」とそこそこの声で叫んでいました(苦笑)。
なんつうか、本当に同情を引くような声を出すので、聞いているコチラが
まいってしまいそう。
休憩室とは壁のあるトコロの方がいいかもね。ちょっと失敗したかも、と思った。
こちらの方の処置が終わって、ドクターがワタシの診察。
うまくできているとのこと。そして痛み止めを入れてもらう。
その後、ナースに点滴を抜いてもらい、着替えて、3時間超ぶり?に
待合室に戻る。
★5段階:帰宅まで
その頃にはもう麻酔が切れて、お尻の傷が痛い。
イスに座っているのが苦痛だった。
冷たいお茶をもらい、喉を潤す。麻酔で気持ちが悪かったので、
気分的にはだいぶ楽になった。
すぐにでも帰りたいトコロだったが、院内は混雑気味。なかなか順番がこない。
麻酔でウツラウツラしながら30分程待って、ようやく呼ばれる。
ドクターから、次のことを言われ、もろもろのモノを受け取る。
明日診察に来ること。
明日の診察までに飲む薬一式。
(痛み止め2種、止血剤、抗生物質、胃薬)
明日の昼分までの食事(腸内安静食)。
お尻に使うガーゼ類。
ジュース、お茶、飴は口にしても良いとのこと。
で、お会計を待つ。会計は4万円ぐらいでした。手術は3万ちょっとかな?
相場と比べれば、ちょっと高い・・・・のかな?。
ようやく解放!すでに4時になっていました(泣
下半身の違和感を抱えているので、ソロリソロリと歩いて帰ります。
電車に乗らなければならず、大変・・・。
家の近くの自販機でアミノ酸飲料を買い、帰宅。
本当にだんだん痛くなってきた〜(泣
トイレに行って、だせるだけ尿を出し、ベットに直行。
夫が帰宅するまでぐっすり寝る。
やっぱり自分の家で、自分の布団で寝れるのは、良いと思う。
でも、痛みのコントロールという点では、2〜3日、入院する方が楽なのかも
しれません。
その日の夜は、痛みはあるものの、意外と元気。痛みで眠れないという
こともなく、落ち着いてすごした。
◆本日のお会計:約40000円 |